研究課題/領域番号 |
18K10309
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
下里 誠二 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (10467194)
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研究分担者 |
松永 保子 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (50269560)
木下 愛未 信州大学, 学術研究院保健学系, 助教 (50783239)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 包括的暴力防止プログラム / リスクアセスメント / 攻撃性 / ケア / 協働 / マネジメントプラン / 精神科 |
研究成果の概要 |
本研究では包括的暴力防止プログラム(Comprehensive Violence Prevention and Protection Program:CVPPP)のリスクアセスマントについて、当事者と対話しながら使えるケアシートの開発を行ったものである。CVPPPインストラクター(研修の指導者)に対しての調査から危険性の評価に偏重したプラン作成よりも、当事者と対話し、希望を伝えあうことに重きを置くことが必要と分かり、ケアシートを改良した。コロナ禍ではあったが10例に対して試行した結果、ケアシートは当事者をより深く理解することがその効果であり、リスクも相互理解から判断することが重要と思われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
包括的暴力防止プログラム(Comprehensive Violence Prevention and Protection Program:CVPPP)は職場内暴力として暴力を抑止しようとするのではなく、ケアとして当事者を守るためのリカバリー志向のプログラムである。本研究で得られた結果からは、当事者の危険性に目を向けたリスクアセスメントではなく、当事者との相互理解の促進が暴力への保護因子を見つけるのに役立つことが示された。リスクという文脈では医療者が管理的な立場になりやすい中で当事者主体の医療に寄与するものであると考えられた。
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