研究課題/領域番号 |
18K10335
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
緒方 久美子 福岡大学, 医学部, 教授 (00309981)
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研究分担者 |
佐藤 禮子 東京通信大学, 人間福祉学部, 名誉教授 (90132240)
末次 典恵 福岡大学, 医学部, 教授 (60363355)
西尾 美登里 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 講師 (20761472)
佐藤 まゆみ 順天堂大学, 大学院医療看護学研究科, 教授 (10251191)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | クリティカルケア / 人工呼吸器装着患者 / 救急患者 / コミュニケーション / ICU / 情報ニーズ / 看護師 / 看護管理者 / 外国人患者 / 異文化看護 / 現任教育 / 人工呼吸器装着 / 救命救急センター / 人工呼吸器 / 国際比較 |
研究実績の概要 |
1. ICUに緊急入室した人工呼吸器装着患者の情報ニーズに対する看護師の認識と実践:三次救急医療機関34施設のICUに勤務する看護師340名を対象に無記名自記式質問紙調査を行い、73名を分析対象とした(回収率26.2%、有効回答率82.0%)。対象は男性15名(20.5%)、女性58名(79.5%)であり、平均年齢は35.4±8.25歳、看護師経験年数は6~9年が26.0%、ICU経験年数は4~5年が26.0%などであった。看護師が「よく実践している」と回答した患者の情報ニーズへの対応は、なぜ今声が出せないのかを説明する(93%)、適宜、日にちや時刻についての情報を伝える(85%)、身の回りのケアを実施するときには事前に説明する(85%)などであり、看護師が「全く実践していない」、「あまり実践していない」と回答した対応は、医療者から家族に患者の気分が落ち込んだり、落ち着かなかったりする原因を説明する(45%)などであった。看護師が「とても重要」と回答した患者の情報ニーズへの対応は、適宜、日にちや時刻についての情報を伝える(97%)、訴えを伝えるため方法や手段を知る(93%)などであり、看護師が「あまり重要でない」「全く重要でない」と回答した対応は、医療者から家族に患者の気分が落ち込んだり、落ち着かなかったりする原因を説明する(9%)などであった。見当識を保つための支援が上位を占め、早期離床、早期抜管に繋がるコミュニケーションの重要性が示唆された。本結果は今後学会及び紙上で発表予定である。 2. 人工呼吸器装着患者のコミュニケーションに関する文献レビュー:研究結果の分析を行っており、終わり次第学会発表に向けて準備を進める。 3. クリティカルケア領域に従事する看護師の異文化看護に関する実態調査:論文の紙上発表に向けて現在投稿内容のブラッシュアップを進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究結果を学会及び紙上で発表する予定であった研究が分析までにとどまっているため、やや遅れていると判断した。この点については、令和6年度にも実施することとしているため、研究目的を達成できる見込みである。
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今後の研究の推進方策 |
1.ICUに緊急入室した人工呼吸器装着患者の情報ニーズに関する看護師の認識と実践:研究成果を学会発表及び紙上発表するために準備を進める 2.人工呼吸器装着患者のコミュニケーションに関する文献レビュー:研究成果を学会発表及び紙上発表するために準備を進める 3.クリティカルケア領域に従事する看護師の異文化に関する実態調査:研究成果の内容をブラッシュアップして紙上発表するための準備を進める 4.クリティカルケア領域における異文化看護教育に関する実態と看護管理者の認識:研究成果の内容をブラッシュアップして紙上発表するための準備を進める
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