研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では、呼吸困難を体験している肺がん患者113名を対象に、呼吸困難を質的側面から評価する「Dyspnea-12」という日本語版尺度の質問紙について、信頼性と妥当性を評価する質問紙調査を行った。調査の結果、Dyspnea-12は本邦の肺がん患者の呼吸困難を質的に評価することに対して、高い信頼性と妥当性があることを確認でき、肺がん患者の呼吸困難を多角的な側面から評価する有用なツールであることが明らかとなった。
呼吸困難はさまざまな要素が複雑に影響する症状と言われており、多角的な視点から評価することが重要と言われている。本研究で使用した「Dyspnea-12」は、呼吸困難を質的に身体面と感情面から評価する尺度であり、本尺度の肺がん患者の呼吸困難に対する信頼性と妥当性が確認された。本研究結果から、今後の呼吸困難を評価する研究では、対象者が体験している呼吸困難をより多角的な視点から評価可能になることが期待される。また、本尺度は元来、海外で作成された尺度であるため、今後は、国際比較の共通のツールとしても利用されることが期待できる。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (13件) (うち国際共著 1件、 査読あり 13件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件)
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