研究課題/領域番号 |
18K10341
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 東京医療学院大学 (2021-2022) 筑波大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
森 千鶴 東京医療学院大学, 保健医療学部, 教授 (00239609)
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研究分担者 |
菅谷 智一 筑波大学, 医学医療系, 助教 (60824307)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アルコール依存症者 / メタ認知 / リカバリー / 飲酒習慣 / ストレス反応 / ある子依存症者への教育 / 断酒継続 / アルコール依存症者のQOL / メタ認知機能 / 看護介入プログラム |
研究成果の概要 |
アルコール依存症は脳の機能障害であり、慢性疾患としてとらえるようになってきている。現在、精神看護では、病を抱えながら自分らしく生きていくことができるように援助することが求められている。外来通院中のアルコール依存症者118名についてAUDIT得点から4群に分け、メタ認知得点の差異をみたところが高い群は低い群よりもメタ認知が低いことが認められた。 そこでアルコール依存症者の病態の影響をふまえ、自分を俯瞰的にみるメタ認知能力が高まれば、自尊感情も高まるのではないかと考えた。アルコール依存症で入院中の10名の対象者にメタ認知を高める支援を行った。その結果、メタ認知的知識得点が上がり有用性が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルコール依存症者のメタ認知の特徴が理解することができた。またアルコール依存症者のメタ認知の特徴に沿った看護介入プログラムを開発し、実施したところ、有用性が確認された。このことから、アルコール依存症者も自分自身を客観的にみつめ、自己実現を目指すことも可能ではないかと思われた。アルコール依存症者への入院治療では、自助グループでの活動への導入などの支援が中心であった。また通院しているアルコール依存症者には認知行動療法などを実施しているが、介入者の学習や訓練が必要なことから、本研究で開発したプログラムは入院中の患者を対象に看護師が実施可能であることから、入院中の看護支援の1つになり得ると考える。
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