研究課題/領域番号 |
18K10345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 富山県立大学 (2019-2023) 信州大学 (2018) |
研究代表者 |
寺内 英真 富山県立大学, 看護学部, 講師 (60377679)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 術後せん妄 / 外科系病棟 / せん妄ケア / ケアプログラム / せん妄 / 看護ケア / モジュール型ケア / せん妄予防 / せん妄重症化予防 / せん妄発症経過モデル / 看護介入 / 看護 / ケア介入 / 予防的看護ケア / ケアアルゴリズム |
研究成果の概要 |
本研究では、看護師が普段より実践しているせん妄ケアの内容と実施の実態を明らかにし、ケアプログラムを開発した。せん妄・術後せん妄の経過と実践されているケア内容の調査および、看護師が普段実践している術後せん妄ケアについて無記名自記式質問紙調査を行った結果、『認知機能の改善』や『安全管理』に関連したケアについては実施率が高く、『薬剤使用の判断』や『多職種・専門チームへの依頼』などのケア項目の実施率は低いことが明らかとなった。これらを踏まえ、【薬剤の使用に関する相談】、【術後せん妄発症前後の専門チームへの相談・介入依頼】をケアプログラム内に組み込む必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、看護師が普段より実施しているせん妄ケアの内容と実施の実態を明らかにした結果から、術後せん妄に関するケアプログラム(案)を開発した。これにより、看護師が普段実施しているせん妄・術後せん妄ケアをベースとしているため、ケア介入の継続性を上げることが期待できる。また、経験や効果があるとされているが見落としやすいケアを組み合わせてプログラム内に組み込んでいるため、実践者の経験知の差を低減し、効果的な術後せん妄ケアにつなげることに寄与できると考えられる。
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