研究課題/領域番号 |
18K10348
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
板東 孝枝 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (00437633)
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研究分担者 |
雄西 智恵美 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (00134354)
近藤 和也 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (10263815)
今井 芳枝 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (10423419)
高橋 亜希 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (70799874)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 肺がん患者 / がん手術療法 / Hope / がんリハビリテーション看護 / がんリハビリテーション / 術後 / 看護ケアモデル / 手術 |
研究成果の概要 |
不安や脅威を克服し、より主体的に自分らしく生きぬくために必要なHopeを強化するリハビリテーション看護ケアモデルの構築を目的に実施した。術後の不快症状が3~6ヵ月続く可能性があるため、この時期にある患者のHopeの体験について分析した結果、回復の実感と回復に向けた自助努力により、患者のHopeに繋がっており、患者の多くは、不快症状を抱え退院し、病院から離れた療養場所で心身の回復を待つ現状から、回復に向けた自助努力を支える看護支援が必要であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
在院日数が短縮され、医療者が治療に伴う症状の改善への支援が困難となっている現状がある。本研究では、患者は自分の体調を整えるための方法を模索し、常に変化する体調や心理状態に対処し、回復の実感と回復に向けた自助努力により、患者のHopeに繋げていることが明らかになった。多くの人ががんに罹患する時代となった現在において、本研究の知見をもとに、医療者が対象理解を深め、身体的・心理的な回復を促進し、早期社会復帰に向けて心的エネルギーであるHopeを維持・強化していくことで、患者はセルフケア能力を最大限に発揮し、がんサバイバーとしての生活の構築に前向きに取り組む姿勢を支える重要な支援となると考える。
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