研究課題/領域番号 |
18K10355
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 香川県立保健医療大学 |
研究代表者 |
岩本 真紀 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (80314920)
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研究分担者 |
藤田 佐和 高知県立大学, 看護学部, 教授 (80199322)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | がんサバイバー / ストレングス / 尺度開発 / がん看護 |
研究実績の概要 |
本研究は、がんサバイバーの力をストレングスの視点から測定し、ストレングスを基盤とした看護援助の評価に役立てるため、外来化学療法を受けるがんサバイバーのストレングス尺度を開発することを目的としている。 尺度原案は、先行研究で導き出した5つの構成要素を基盤に作成した。ストレングスに関わる先行文献と、外来化学療法を受けるがんサバイバーの力を主たるテーマにしている先行研究から、外来化学療法を受けるがんサバイバーのストレングスを表している内容を抽出し、質問項目(50項目)を作成した。 予備調査として、がん看護専門職者15名、がんサバイバー5名を対象に、内容妥当性および表面妥当性の検討を目的にアンケート調査を行った。がん看護専門職者の回答から、内容妥当性指数(I-CVI)が0.62以下の項目を削除し、自由記述の意見をもとに、質問項目の追加修正を行った。がんサバイバーの回答からは、答えにくい項目を削除し、分かりにくい項目については、表現を修正した。その結果、ストレングス尺度の項目は、50項目から29項目とした。 本調査として、外来で化学療法を受けているがんサバイバー320名に対して、アンケート調査を実施し、147名の回答を得た。天井効果及び床効果を検討し、3項目を削除した。項目間相関を求め、0.65以上の組み合わせとなる項目から、5項目を削除した。最尤法(Varimax)による因子分析を行い、因子負荷量が0.4に満たない項目(7項目)を削除し、3因子解を採用した。第1因子は「生活に張りがある」、第2因子は「治療と生活のバランスがとれている」、第3因子は「自分の望む前向きな生活を送っている」と命名し、累積寄与率は52.92%であった。
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