研究課題/領域番号 |
18K10372
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
布谷 麻耶 (吹田麻耶) 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (70514735)
|
研究分担者 |
中山 和弘 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50222170)
石橋 千夏 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (30564976)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | クローン病 / ディシジョン・エイド / 生物学的治療 / 意思決定 / Shared decision making |
研究成果の概要 |
本研究は生物学的治療選択に臨むクローン病患者の意思決定を支援するためのディシジョン・エイドを開発することを目的とした。まず専門医を対象に治療選択に関する全国規模のオンライン調査を行った。その結果をふまえ、オタワ意思決定支援フレームワークに基づくディシジョン・エイド原案を作成した。原案の有用性と妥当性、実行可能性を評価するために質問紙調査を行った。クローン病患者18名と医療者6名による評価結果から原案の有用性と妥当性、実行可能性が確認された。さらに、自由記述の評価結果から抽出された改善点をふまえ原案を修正し、エビデンスに基づくディシジョン・エイドを確定した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義はオタワ意思決定支援フレームワークやInternational Patient Decision Aid Standards instrumentの基準をもとに系統的プロセスでディシジョン・エイドを開発した点である。 本研究成果の社会的意義は意思決定支援を可視化する点である。エイドを活用することで、医療者の提示したい情報と患者の持つ価値観の見える化が図られ、患者と医療者の共有による意思決定を実現しやすくなると考える。クローン病患者は年々増加しており、新たな生物学的治療薬の開発が進んでいる現状から、開発したディシジョン・エイドは患者中心の意思決定支援に貢献できると考える。
|