研究課題/領域番号 |
18K10378
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
浦尾 悠子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任講師 (40583860)
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研究分担者 |
清水 栄司 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (00292699)
佐藤 泰憲 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (90536723)
小柴 孝子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任研究員 (40816295)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 予防教育 / 認知行動療法 / 不安 / 保護者 / メンタルヘルス |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、認知行動療法にもとづく不安の予防教育プログラム「勇者の旅」に、保護者プログラムを併用する可能性を検討し、効果検証を行うことであった。 保護者に対しては、「勇者の旅」の授業内容を、配布物を通して伝達・周知する形とした。また、介入前後に実施するスペンス児童不安尺度(SCAS)は、子どもの自己評定(SCAS-C)のみならず保護者評定(SCAS-P)も加えた。 本研究の結果、SCAS-CとSCAS-Pのそれぞれについて、フォローアップ時点での不安低減効果が示された。以上より、配布物を用いて授業内容を保護者に伝達することや、保護者評定を加えることの有用性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの「勇者の旅」プログラムの先行研究(Urao et al., 2016; 2018; 2021, Ohira et al., 2019)は、すべて子ども本人による自己評価を指標に用いており、他者評価を指標に加えることができていなかった。本研究において、保護者評価によっても子どもの不安スコアの低減効果が示されたことから、「勇者の旅」プログラムの介入効果について、今後は他者評価も加えて多角的に評価し得る可能性が示唆された。以上より、本研究成果の学術的意義は大きいものと考える。
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