研究課題/領域番号 |
18K10380
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
田淵 紀子 金沢大学, 保健学系, 教授 (70163657)
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研究分担者 |
毎田 佳子 金沢大学, 保健学系, 教授 (20397219)
鏡 真美 (関塚真美 / 関塚 真美) 金沢大学, 保健学系, 准教授 (60334786)
小西 佳世乃 金沢大学, 保健学系, 助教 (80708470)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 乳児 / 泣き / 育児支援 / 母親 / プログラム / 不安 / 困難感 / 効果 / 検証 / 児の泣き / 効果検証 / 育児困難感 |
研究成果の概要 |
本研究は、ICTを用いたWeb調査と情報提供を一体化したプログラムの開発により、乳児の泣きに着目した育児支援プログラムの効果の検証を試みた。コロナ禍により妊娠を控える傾向があり、調査期間を当初予定より延長して、産後1ヶ月、4ヶ月、8ヶ月時にWebによる継続調査を実施した。コロナ禍における産後1ヶ月の母親の特性不安、状態不安は、初産婦・経産婦ともに高く、乳児の泣きに対する母親の困難感と母親の不安状態の得点に有意な正の相関がみられた。コロナ禍における産後の母親は、初産婦・経産婦を問わず、不安な状態にあることを理解し、育児支援にかかわる必要が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
児の“泣き”は、産声に始まり、その後数か月間は、乳児の内的情報(空腹、不快、甘え等)を伝達する最も顕著な行動である。とくに言葉を獲得する以前の時期における“泣き”は、児のニーズ伝達の重要な手段である。児のニーズが満たされなければ、児は泣き続けることとなり、母親は自身の無力感や困難感を募らせることとなる。ひいては、育児ノイローゼや虐待の危険因子となり得ることから、これらの状況を見据えた育児支援プログラムの開発が急務である。さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響が計り知れない中、出産・育児を行う母親の不安の実態と困難感の関連を明らかにすることで、必要な支援について示唆が得られるものと考える。
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