研究課題/領域番号 |
18K10401
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 東京情報大学 (2022) 秀明大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
金丸 友 東京情報大学, 看護学部, 准教授 (20400814)
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研究分担者 |
原 加奈 秀明大学, 看護学部, 講師 (60812279)
飯村 直子 秀明大学, 看護学部, 教授 (80277889)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 精神疾患の母親 / 育児支援 / 保育所 / 精神疾患をもつ母親 / 精神疾患 / 精神疾患患者 |
研究実績の概要 |
本研究は、保育所における精神疾患をもつ母親への支援の実際や支援時の困難、保育所内外での連携の実際を明らかにし、保育所における精神疾患をもつ母親への育児支援システムを構築することを目的としている。今年度は、支援時の困難に焦点を当てて分析を行った。 支援時に感じている困難として多かったものは、母親とのコミュニケーションが難しい、母親がこちらの説明を理解しているのかが分かりにくい、自分の母親へ関わり方が間違っていないか不安になる、母親の病状や治療に関することが分かりにくい、母親に理解してもらうことが難しいなどで、母親との関わり方に関するものが多かった。中には、母親に攻撃的な言動がみられたり、以前うまくいった方法を用いても激高されることがあったりして、職員の精神面に影響することもあった。担任を嫌がったり、退職したりする職員もいた。また、必要な物が揃わなかったり、対応に時間がかかったりして、通常の保育に影響が出ることもあった。また、子どもへのネグレクトや虐待が疑われるようなケースや、子どもの発達への影響を懸念するケースもみられていた。一方、子どもとの関わりや職員間の連携など、母親への直接的な関わりではないものは比較的困難が少ない傾向であった。 これらの結果より、支援として、母親や子どもへの関わり方へのアドバイスや相談、保育所職員の精神面へのフォローなどが重要と考えらえれた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症により調査が遅れてしまい、その結果分析も遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
分析を進め、育児支援システムの構築を行う。
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