研究課題/領域番号 |
18K10407
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 岐阜医療科学大学 |
研究代表者 |
成 順月 岐阜医療科学大学, 看護学部, 教授 (00555055)
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研究分担者 |
薬袋 淳子 岐阜医療科学大学, 看護学部, 教授 (10445124)
原 ひろみ 岐阜医療科学大学, 看護学部, 准教授 (90461318)
松浦 美由 岐阜医療科学大学, 看護学部, 助教 (30708938)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 月経前症候群 / 思春期 / 教育プログラム / 介入研究 / 月経随伴症状 / 介入 / PMS / 生活習慣 / 女子高校生 / 予防 |
研究成果の概要 |
本研究は,思春期女子の月経前症候群(以下PMS)に関する教育プログラムの効果と今後の課題を明らかにすることを目的に,PMSの症状を有する女子高校生対象にPMSに関する教育介入を行い,その有効性を調べた.その結果,介入前は両群ともに殆どがPMS症状について知らないと答えたが,介入後のPMS認知度は介入群で対照群より有意に高くなったが,PMSのメンタル面を中心とした症状は介入群が対照群より高く,PMS症状軽減にはつながらなかった.この結果からPMSの基礎教育を学校保健教育に取り入れるとともに,PMS症状緩和に向けたセルフケアを促す有効なツールの開発が必要であることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果で,女子高校生の殆どがPMS症状について認知していないこと,教育を受けた介入群のみ介入後の調査でPMSのメンタル症状の出現頻度が高くなったことから,月経前に現れる症状のうち特にメンタル症状は月経前症候群によって生じる可能性があるため,自分の月経周期を正しく把握した上で,症状を前向きに記録していく必要があることが示された. PMSの症状を前向きに記録し,セルフマネジメントができるように情報を提供できるツールの開発が必要であると考える.我々は,現在女子学生がアクセスしやいスマホアプリケーションの構築を進めている.このツールの有効性が検証できれば,今後学校保健にも活動できると考える.
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