研究課題/領域番号 |
18K10410
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
眞野 祥子 (真野 祥子) 摂南大学, 看護学部, 教授 (90347625)
|
研究分担者 |
川上 あずさ 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00434960)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 発達障害 / 愛着 / マターナルアタッチメント / 注意欠如多動症 / 母親 / 注意欠如・多動症 / 注意欠如・多動障害 / 注意欠如/多動性障害 |
研究成果の概要 |
本研究は、ADHD児の母親のマターナルアタッチメント(MA)と子どもの行動特徴との関連を明らかにすることを目的とする。学童期のADHD児と定型発達児の母親を対象とし、ADHD-RS-J、ODD尺度、CD尺度、MA尺度への回答を求めた。結果、ADHD-RS-J、ODD、CD尺度は定型発達群よりADHD群の方が有意に得点が高かった。MA尺度はADHD群の方が有意に得点が低かった。2群において、子どもの行動特徴とMAとの関連をPearsonの関率相関係数で検討した。結果、ADHD群は多動/衝動以外はMA間で有意な正の相関を認めたが、定型発達群はCDのみMAと関連を認めた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
母親から子どもへの愛着の問題は虐待との関連が指摘されているが、実際、ADHD児は虐待を受けるリスクが高いといわれている。また、二次障害合併の要因の1つに、養育者とのネガティブな相互関係が考えられている。よって健全な親子関係を構築できるよう援助方法開発が急務である。本研究で明らかになったMAと関連する子どもの行動特徴を手がかりとして、母子への援助方法開発が可能となる。また、明らかになった関連要因を危険因子とみなしてADHD児と親をケアすることで、母子関係破綻の予防・早期発見につなげることができる。
|