研究課題/領域番号 |
18K10414
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 聖カタリナ大学 |
研究代表者 |
増田 裕美 聖カタリナ大学, 看護学部, 准教授 (60442034)
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研究分担者 |
西嶋 真理子 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (50403803)
仲野 由香利 聖カタリナ大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (20772859)
柴 珠実 愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (60382397)
齋藤 希望 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (40749800)
祖父江 育子 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (80171396)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 発達障がい児 / 子育て支援 / 地域包括ケアモデル / ペアレント・トレーニング / 前向き子育てプログラム / 早期介入 / 2歳児 / 3歳児 / 混合研究法 |
研究成果の概要 |
発達障がいの特性を持つが、診断に至る前の幼児の家族に対して、前向き子育てプログラム(Positive Parenting Program; トリプルP)を用いた子育て支援として、地域子育て支援拠点においてグループトリプルP(GTP)を実施し、7年間で0~6歳の母親48人の受講があった。研究対象者44人の介入効果は、親の子育てスタイル、親の抑うつ・不安・ストレス、親の育児に対する認識について、GTP前後、3カ月後の有意差(p <0.05)を認めた。GTP後のプログラムの質評価は高評価であった。対象のGTP受講前の子育て状況を質的に分析し、地域における早期介入の必要性について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障がいの診断は早期であればあるほど不確実性が高く、乳幼児期では確定診断がつきにくい子どもの割合が多い。本研究において、トリプルPを用いて気軽に利用できる地域の子育て支援拠点において介入することで、子どもの発達上の問題を指摘されたことがある、または子どもの発達上の問題または育児について困っている状況がある保護者を、育児に対して前向きにし、育児の負担感やストレスを軽減する効果が得られると考える。発達障がいの診断および障がいの受け入れの前段階または中途段階にあり、障がいへの疑問や不安を抱えている可能性のある親に対してもアクセスしやすい地域包括子育て支援モデルとなることが考えられる。
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