研究課題/領域番号 |
18K10415
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 福岡女学院看護大学 |
研究代表者 |
渡辺 まゆみ 福岡女学院看護大学, 看護学部, 講師 (00728743)
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研究分担者 |
益守 かづき 久留米大学, 医学部, 教授 (20238918)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 訪問看護師 / 医療依存度の高い子ども / 医療依存度の高い子どもを持つ家族 / 訪問看護師の役割 / 医療依存度の高い子どもを養育している家族 / 小児訪問看護師 / 小児訪問看護師の役割 / 研修プログラム / 小児訪問看護 / 医療依存度の高い障がい児 / 家族 / 訪問看護 / スキルアップ研修プログラム |
研究成果の概要 |
初年度は、子どもに対する訪問看護師の実態調査として文献検討を訪問看護師側と家族側の訪問看護に対する考えをまとめた。その結果より、訪問看護師5名と家族(母親)4名にインタビュー調査を行い、それぞれがどのように訪問看護師の関わりを認識しているかを明らかにした。 これらの研究から、研修プログラム作成に向けて、訪問看護師の役割を、役割遂行に必要とされている3つ(構造的役割・対人役割・役割過程)に分け、それぞれの役割のどの部分が現在遂行され、どの部分が役割を担っていないかを明らかにした。結果、看護師としての成長を認め、内省する教育の必要性が示唆された。2023年度に研修プログラムを実装予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、医療依存度の高い子どもへの訪問看護師の役割の実態が明らかになったことである。子どもには成長発達を踏まえて関わり、家族へは家族個々や家族全体への調整を行っていた。しかし、訪問看護のシステムの理解が経験年数で違っていたことや自己の成長や訪問看護師としての将来像に関しての認識が低かった。訪問看護師は子どもと家族の生活する場所に1人で看護に行く場合が多く、自己の看護の振り返りや看護師としての成長を認める機会が少なかったと考えた。今後は、訪問看護師としての知識や技術の育成と自己の看護を内省する機会を設け、訪問看護師としての継続する意義を見いだすようなプログラムの実施が必要である。
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