研究課題/領域番号 |
18K10423
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
川合 弘恭 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 助教 (10786156)
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研究分担者 |
松岡 真里 京都大学, 医学研究科, 准教授 (30282461)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 小児期 / 慢性疾患 / AYA世代 / 自分らしさ / 自分らしくある感覚 / 自立支援 / 看護 / 小児慢性疾患 / 子ども |
研究成果の概要 |
小児期から慢性疾患をもつAYA世代の人は、「楽しく過ごしている」「家族とつながっている」「病気のことを知っても変わらず接してくれる友人がいる」「周りの人や社会とつながっている」等を『自分らしくある感覚』として認識していた。その一方で、実際には、『自分らしくある感覚』をもって過ごすことができていない現状にあることが明らかとなった。 当事者の『自分らしくある感覚』の認識と実際の感じ方には乖離がある可能性が考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児期から慢性疾患をもつ人が自分らしく生活できる社会を目指しているが、抽象的な概念である自分らしさ、つまり『自分らしくある感覚』とは何かを当事者の視点で明らかにした研究は過去になかった。また『自分らしくある感覚』の認識と実際の感じ方には乖離がある可能性が示唆されたことからも、新たな知見が得られたことであると考える。 これらの知見によって、ひとりの成人としてのあり方や自身の人生について「こうあったらいいな」「こうあれたらいいな」という考えやイメージを当事者自身はもちろんのこと、その家族や支援者等が具体的にもつことや、そのあり方や人生の実現に向けての各々の取り組みを検討することの一助になると考える。
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