研究課題/領域番号 |
18K10439
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 名桜大学 |
研究代表者 |
小柳 弘恵 名桜大学, その他部局等, 研究員 (10782401)
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研究分担者 |
清水 かおり (比嘉かおり) 名桜大学, 健康科学部, 上級准教授 (10284663)
鶴巻 陽子 名桜大学, 健康科学部, 准教授 (80710128)
比嘉 憲枝 名桜大学, 健康科学部, 上級准教授 (40326509)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 子育て支援 / 島嶼看護 / 母乳育児支援 / 思春期教育 / 健康支援 / 離島の子育て支援 / 産前産後サポート / 離島へき地 / 産後ケア事業 / 産前産後サポート事業 / 産後ケア / 離島 / 母子保健 / 官学連携 / 子育て世代包括支援センター |
研究成果の概要 |
本研究の成果は以下3点である。①離島3島の小中学校において発達段階別に年1回の性教育実施が定着した。教員からは、助産師の専門性に基づいて性の仕組みやいのちの大切さを教示する意義が語られた。②各村で年1~3回のプレママクラス実施が定着した。分娩に対する不安の減少、出産に対するイメージができた等好評価だった。③吸着困難や分泌不足感など授乳に困難を感じる離島の母親は、今までは島内で乳房ケアを受けることが出来ないため早々に母乳育児を諦めていたが、退院後早期ならびに定期的に乳房ケアを受けることで授乳に関する困難さが軽減され、母乳の継続期間が延長した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
沖縄県北部の離島には産婦人科や小児科がなく、女性は妊娠・出産・育児期において、母親学級や母乳育児支援など助産師等専門職による支援が受けにくかった。また、いのちの大切さや思春期の性に関する情報は、小中学校の教員が教授していた。本研究により、助産師が行政の保健師や学校の教員と連携し、妊娠期から産後・育児期ならびに思春期にある女性と子どもに対する健康支援を行う体制が整った。これにより、母子は母乳育児の恩恵を受けやすくなり、小中学校では文部科学省が推奨する専門職による性の講話が定着した。 助産師による『届ける支援』は、妊娠・出産・育児期にある女性および思春期の男女に対して有益な健康支援といえる。
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