研究課題/領域番号 |
18K10452
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字豊田看護大学 |
研究代表者 |
千葉 朝子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 講師 (50572624)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 母乳育児 / 心地よさ / 母親 / 尺度 / 授乳 / 尺度開発 / ポジティブ感情 / 母乳 / comfort / 支援 |
研究成果の概要 |
3~6か月の母乳育児をする母親553名に無記名式質問紙調査をWeb調査にて実施した.項目分析の結果,34項目について探索的因子分析を実施し,【母乳での授乳中の幸福感】【サポート環境の安心感】【母乳の量と授乳方法の満足感】【安楽な母乳での授乳姿勢】の26項目4因子構造の母親が母乳育児に感じる心地よさ尺度を作製した.尺度全体のCronbachのαは.905であった.既知グループ法による構成概念妥当性の検証の結果,完全母乳栄養群の得点が,混合栄養群やほぼ人工栄養群よりも高く,栄養方法別の差異を示した.産褥早期に早産,多胎などの母乳育児困難な要因がある場合はない場合に比べ有意に得点が低かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
産科施設退院後は母親は自己管理で母乳を行っていることが多く,栄養方法も完全母乳から人工栄養が多い方法まで多岐にわたる.また,母乳育児を取り巻く環境や母乳育児に伴う困難から母乳育児を心地よく思えない場合も多くある.母親の心身の苦痛を緩和し,心地よさを感じられるよう支援することで母乳の継続に貢献できると考えた. 今回開発した尺度は,母親が母乳育児に感じる心地よさを「授乳中の満足」「サポートの安心感」「授乳量と方法の満足」「安楽な授乳姿勢」と総合的に評価している.母親が母乳育児に感じる心地よさ尺度を使用することで,母親に適切なケアの提供ができると考える.また,産褥早期からの支援も可能と考える.
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