研究課題/領域番号 |
18K10453
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 同志社女子大学 |
研究代表者 |
和泉 美枝 同志社女子大学, 看護学部, 教授 (10552268)
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研究分担者 |
眞鍋 えみ子 同志社女子大学, 看護学部, 教授 (30269774)
植松 紗代 同志社女子大学, 看護学部, 講師 (40610267)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | OSCE / シミュレーション / 助産学生 / 実践能力 / 助産師教育 |
研究成果の概要 |
学生の実践能力を正確、客観的に評価するには全国の教育機関で学習内容や評価基準の統一が必要である。専門職者や一般市民のSP参画によるOSCEの教育効果が示されたが、学習進度に合致した課題と評価基準、時間設定、SPの標準化に課題があった。学生の妊娠期の実践能力の到達度は診察技術や問診、説明と同意は学生間で差があり、コミュニケーション能力は高いが助産診断能力、プライバシーや不安への配慮は低かった。分娩期では分娩進行の診断とケアは高いが異常の予測・予防行動は低く、介助技術は項目により相違があった。オンデマンドを用いたSP教育は有益であったが、SPは演技の適切さやフィードバックに不安や困難を感じていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
助産師に必要とされる臨床能力は高度化、多様化し、実践力を備えた助産師の育成が教育機関に求められている。その育成と客観的評価としてOSCEがあり、医歯薬学分野ではOSCEを用いた全国共用試験が行われ、助産学教育でも導入が検討されている。 本研究により複数の助産教育機関と臨床、消費者の協働による学生の実践能力を客観的に評価するシステムを構築し、OSCEを用いた実践能力の評価、OSCEやSP養成プログラムの有効性が検証できたことは、助産学教育での全国共用試験導入の一助となり、臨地実習前後に全国同一基準の実践能力を修得した学生を臨床現場に輩出することが可能となり、学術的・社会的に意義があると思われる。
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