研究課題/領域番号 |
18K10455
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 福岡看護大学 |
研究代表者 |
青野 広子 福岡看護大学, 看護学部, 講師 (50733870)
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研究分担者 |
飯野 英親 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (20284276)
松尾 陽子 久留米大学, 医学部, 助教 (90368910)
大園 秀一 久留米大学, 医学部, 准教授 (10309784)
中村 加奈子 福岡女学院看護大学, 看護学部, 准教授 (90584516)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 血友病 / 学童期 / 口腔内出血 / 口腔保健行動 / 止血管理 / 親 / セルフケア / 歯科受診 / 成長発達 / 包括的口腔ケアプログラム |
研究成果の概要 |
学童期血友病児の親の子どもに対する口腔保健行動を通して、包括的口腔ケアプログラムに必要な口腔保健行動を明らかにすることを目的とした。研究方法は質的帰納的研究とし、子どもの歯科受診、口腔内環境と口腔ケア、口腔内出血と対処の状況、そして、子どもの将来のための口腔保健行動を分析した。結果、子どもの歯科受診における血友病開示の困惑、血友病ならではの口腔ケアの情報不足、そして、口腔内の外科的手術後の再出血、ならびに、乳歯から永久歯への交換期における遷延する出血の対処に苦悩していた。そして、子どもの将来を見据えた受療環境の整備を希望していた。以上、学童期血友病児の口腔保健行動に対する課題が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血友病をもつ子どもが口腔内の疾患を予防するためには、推奨される一般的な口腔保健行動の推進と、口腔内出血の予防、ならびに、止血管理が必要である。特に、歯牙の交換期により口腔内環境が変化する、かつ、セルフケアに親の支援を要する学童期に着目し、親の子どもに対する口腔保健行動を通して、子どもの口腔内環境、および、止血管理を含めた口腔保健行動を明らかにすることは、広く学童期血友病児の子歯科保健習慣の形成に役立ち、学術的意義があったと考える。
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