研究課題/領域番号 |
18K10463
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
松浦 志保 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (60405123)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ハイリスク初妊婦 / ハイリスク初妊婦の夫 / 親準備性 / プログラム / ペアレンティング / 夫 / 胎児への愛着 / 親になる意識 / 親になる自覚 / 親になるイメージ / コペアレンティング / 親準備 / 妊娠期 |
研究成果の概要 |
本研究は、ハイリスク初妊婦とその夫の親準備性を高めるプログラムの実施と評価を目的に1組の対象に事例的に展開した。 その結果、ハイリスク初妊婦とその夫の親準備性にある親になるイメージ・自覚・意識の認知的側面には、妊娠の受け止め、胎児存在実感、養育環境の振り返りによる自己親イメージ作りといった初妊婦と夫で共有できるプログラムの提供が有用である可能性が示唆された。それにより、促進された妊婦側の胎児への愛着行動は、夫婦間コミュニケーションを促進させ、夫の胎児愛着の高まりや親になるイメージ・自覚・意識のさらなる高まりをもたらすことが考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
周産期にリスクを持つ妊産婦およびそれを取り巻く家族は、出産年齢の上昇、不妊治療後妊娠の増加、基礎疾患を持つ女性の妊娠の増加に伴い今後も増加することは必至である現状の中で、本研究の知見はリスクを持つことで生じる心理社会的な影響を受ける対象に副ったケアの構築につながる。 また、ハイリスク初妊婦とその夫がハイリスクな状況から長期入院を強いられた中でも、それに抑圧されることなく、ともに親になることを意識し、親になるイメージや児への愛着を高められるケアを構築することは、親への移行の難しさを緩和し、その後のコペアレンティング(夫婦協同育児)へのスムースな移行を支える看護の質やケアの向上に貢献できる。
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