研究課題/領域番号 |
18K10466
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
江藤 望 宮崎大学, 農学部, 准教授 (90232959)
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研究分担者 |
窄野 昌信 宮崎大学, 農学部, 教授 (70253515)
篠原 久枝 宮崎大学, 教育学部, 教授 (40178885)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | mastitis / 乳腺炎 |
研究成果の概要 |
有用な母乳哺育を阻害する要因の一つとして乳腺炎が挙げられる。研究代表者らは動物実験により、乳腺炎の発症原因に食餌成分だけでは不十分であるが、乳汁の貯留によって起きたうっ滞性乳腺炎が日常生活で摂取する程度のスクロースによって重篤化することを見出していた。スクロースの摂食は肝臓にも炎症をもたらすため、肝臓の炎症と乳腺炎との関係を検討した。その結果、乳腺炎は肝臓の炎症とは独立しているものの、高脂肪・高スクロース食を摂食した結果、肝臓由来のLDLが乳腺組織に影響を与えている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
母乳哺育は母児に対して好ましい影響を与えることから、ユニセフ、WHOなどの機関は母乳哺育を推奨している。しかし、乳腺炎の発症により授乳が困難になるケースがある。乳腺炎は強い炎症を伴う乳房疾患の総称で、授乳中の母親のうち9~33%が発症する。乳汁の貯留が引き金となる「急性うっ滞性乳腺炎」に食事成分の関与が疑われていたが科学的な根拠はなかった。しかし、研究代表者らはうっ滞性乳腺炎が食事成分によって重篤化すること等を見出し、初めて科学的な根拠を与えた。
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