研究課題/領域番号 |
18K10478
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 北海道大学 (2022) 茨城キリスト教大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
松澤 明美 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (20382822)
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研究分担者 |
鳥本 靖子 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 准教授 (90566241)
眞崎 由香 (岩永由香) 茨城キリスト教大学, 看護学部, 講師 (30633185)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 障がい児 / 家族 / 親 / 子育て観 / ケア・サービス / 障がいのある子ども / 医療的ケア / 子育て / 父親 / 母親 / Q方法論 / 医療ニーズのある子ども / サービス / 在宅 / ケア・サービスモデル |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、病気・障がいのある子どもの父親・母親の子育て観を明らかにすることである。Q方法論による3つの研究を実施し、母親は、1.子どもを中心に子育てや家事だけではなく自身のことも充実させたい、2.病気・障がいのある子どもの子育ては大変なので自分を整えて向き合いたい、父親は、1.妻とともに病気・障がいのある子どもを育て、楽しみながら成長したい、2.病気・障がいのある子どもの子育ては大変だけど、妻を守り仕事も大切にしたいという、それぞれ2つに分類される子育て観をもっていたことが明らかになった。本研究の成果から、父親・母親の子育て観に基づくケアサービス提供のあり方を検討し、モデル案を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は病気・障がいのある子どもを育てる父親と母親それぞれの子育て観を、Q方法論を用いて明らかにした、わが国では初めての研究として位置づけられる。本研究のアウトカムである「子育て観」は、子育てに関する複数の価値を階層的・総体的な優先関係をもとに体系化しているため、その測定は難しい。そのため、本研究はこれらの親の子育て観の解明に向けて、Q方法論を用いてアプローチし、父親・母親それぞれの子育ての多様な価値観を明らかにすることができた。本研究で得られた知見は、病気・障がいのある子どもの親への子育て支援に向けて、その支援のあり方、ケア・サービス提供を検討するうえでの重要な視点を提供すると考えられる。
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