| 研究課題/領域番号 |
18K10481
|
|---|
| 研究種目 |
基盤研究(C)
|
| 配分区分 | 基金 |
|---|
| 応募区分 | 一般 |
|---|
| 審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
|---|
| 研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
|---|
研究代表者 |
大石 時子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (90331470)
|
|---|
| 研究分担者 |
古谷 健一 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 産科婦人科学, 教授 (20538706)
河内 浩美 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (60387321)
笹 秀典 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 産科婦人科学, 准教授 (70531200)
西岡 笑子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 教授 (70550797)
Hanley Sharon 北海道大学, 医学研究院, 特任講師 (80529412)
三上 由美子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 講師 (60760113)
坂本 めぐみ 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 准教授 (50279577)
高野 政志 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 産科婦人科学, 教授 (20505375)
宮本 守員 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 産科婦人科学, 講師 (90738923)
梶原 祥子 帝京大学, 医療技術学部, 教授 (10299985)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
| 研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
| 配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
|---|
| キーワード | 子宮頸がん / 子宮頸がん検診 / 子宮頸がん検査 / 細胞採取 / 不適正標本 / 助産師 / タスクシフト / 看護師 / パップ スメア / 研修プログラム / 検体精度 / 女性 |
|---|
| 研究成果の概要 |
8名のアドバンス助産師が参加した。講義演習の後、実習を行い実技評価に合格した助産師が職員健診で医師の監督下、各20本の検体を採取した。対象者の背景は未産婦45.0％、閉経者17.5%だった。
160例中139例（86.9%）は助産師が自立して採取できたが16例(10.0%)は医師に援助を受け、5例（3.1％）は医師に交代した。主な理由は子宮腟部展開困難のためだった。160例中不合格症例は22例(13.8%)で、合格率や医師の援助の有無は、経腟分娩歴や閉経の有無と関連はなかった。助産師が採取した155例の検体に不適標本はなかった。女性の評価は高く助産師が検査をすることへの肯定的な意見がみられた。
|
| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
助産師は適切な研修を受ければ適正な標本を採取することができ、女性の評価も高いことが明らかとなった。助産師を検査者として活用することにより女性受検者の羞恥心等を取り除き、日本の低い子宮頸がん検査率を上げられる可能性がある。
研修は、約1時間半の講義演習とモデルでの自己練習、2例見学と5例の実習で、助産師は技術テストに合格し、ほぼ自律して20例の適正標本を採取することができた。熟練した助産師に必要な最低限の研修内容がわかった。しかし、20例近く経験を積んでも、腟の硬い閉経者等の場合は困難が見られた症例もあった。固い腟や正中にない腟部に対して腟鏡を展開する技術が研修の要であることが示唆された。
|
