研究課題/領域番号 |
18K10483
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 秀明大学 |
研究代表者 |
飯村 直子 秀明大学, 看護学部, 教授 (80277889)
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研究分担者 |
金丸 友 東京情報大学, 看護学部, 准教授 (20400814)
吉野 純 日本赤十字看護大学, さいたま看護学部, 教授 (50269461)
西田 志穗 共立女子大学, 看護学部, 教授 (60409802)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 慢性疾患の子ども / 学校 / 文化 / 連携 |
研究実績の概要 |
「慢性疾患の子どもたちの安全で充実した学校生活の実現のために、学校と医療の文化的考察を踏まえた新しい連携プログラムを開発する」ことを目的とし、現状調査(①慢性疾患の子どもにかかわる小学校、中学校の教諭、②慢性疾患の子どもと親、③子どもが通院する小児科クリニックの医療者を対象とするインタビュー)を行ってきた。2022年度に実施した慢性疾患の子どもに関わる学校の管理者(学校長)および養護教諭へのインタビューを通して明らかになった「子どもの健康のとらえ方、守り方」について、第69回日本小児保健協会学術集会(in 三重, 6/26)において発表した。 また、これまで学校関係者と医療者を対象として実施したインタビューで、子どもの健康や学校生活に関する捉え方や慢性疾患の子どもへの援助についての両者の考え方が明らかになったが、2022年度は両者のこれらの捉え方、考え方の違いを分析し“School Life of Children with Chronic Diseases: What is the Difference between the Views of School Officials and Healthcare Providers?”として26th East Asian Forum of Nursing Scholars 2023 (in Tokyo, 3/10,11) で発表した。 さらに、2020年度以降新型コロナウィルス感染症拡大の影響により実施を見合わせていた慢性疾患の子どもの親への対面でのグループインタビューを実施した。その結果、慢性疾患の子どもへの関わりや、安全で充実した学校生活を送るための家族の学校への要望を明らかにすることができた。これらの調査結果を2023年7月実施予定の日本小児看護学会第33回学術集会(in 横浜)において発表する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により遅れていた研究調査(①慢性疾患の子どもにかかわる小学校、中学校の教諭、②慢性疾患の子どもと親、③子どもが通院する小児科クリニックの医療者へのインタビュー)をようやく終えることができた。しかしながら、これらの結果を踏まえて、慢性疾患の子どもたちの学校生活に関する学校関係者と医療者の連携プログラムを作成するために、複数の大学に所属する研究者たちが、一同に会し、対面で会議をする機会は限られており、プログラムの完成には至らなかった。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの調査結果を整理し、研究論文として学会誌に投稿していく。また、調査に基づき、慢性疾患の子どもたちが学校生活において真に輝くことができるよう、学校関係者、医療者の連携プログラムを作成する。研究者同士が対面で討議する機会を可能な限り作り、議論を深め、プログラムの完成を目指す。可能であればプログラムを発表する。
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