研究課題/領域番号 |
18K10484
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
和智 志げみ 北里大学, 看護学部, 講師 (70410173)
|
研究分担者 |
島袋 香子 北里大学, 看護学部, 教授 (70206184)
香取 洋子 北里大学, 看護学部, 教授 (90276171)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 助産師 / 産褥早期 / 授乳場面 / 助産ケア技術 / 相互行為分析 / 母親 / 相互行為 / 必要としている支援 / 出産直後 / ケア技術 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、出産直後の母親が「必要としている支援」を成し遂げるための助産ケア技術の明文化とケアモデルの作成である。助産ケア技術には、1)支援の目標は、母親が自信を持ち成長することと設定する。2)母親と児の対象像を捉えて支援の方向性を定める。 3)母親と関わりながら対象像を変化させ、具体的な支援方法は相互の関わりの中で決めることを心がける。4)母親の身体的な苦痛や思いをその表情や身体動作から察して代弁、身体接触しながら、苦痛や思いを共感する。5)沈黙を作る、低い体勢や距離を取ることにより、母親の発言や質問を引き出す。等が示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
助産ケア技術は「母親に寄り添う」と抽象的に表現され、伝承することが難しい状況にある。Benner(2006)は、臨床実践能力の向上のためには、経験豊富な熟達者の経験値を伝承することが必要であり、そのためには見えにくいノウハウを見えるものにする重要性を述べている。実践の場面を丁寧に記述することは、助産師と母親との間で繰り広げられる様々な相互行為を明らかにし、今まで説明がされてこなかった実践の様相を描くことで、助産師教育への応用や助産師の実践能力の向上、さらには母子ケアの向上に貢献できると考える。
|