研究課題/領域番号 |
18K10493
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
田野中 恭子 佛教大学, 保健医療技術学部, 准教授 (50460689)
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研究分担者 |
甘佐 京子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 名誉教授 (70331650)
土田 幸子 鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 准教授 (90362342)
佐藤 純 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 教授 (90445966)
緒方 靖恵 佛教大学, 保健医療技術学部, 助教 (00880387)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 精神疾患の親をもつ子ども / 精神障害者 / 精神障害者の家族 / 精神保健 / 学校保健 / ヤングケアラー / 家族支援 / 精神疾患の親 / 精神疾患 / 精神障害 / 子ども / ヘルスリテラシー / 家族 / 子供 / 親 / 思春期 / プログラム |
研究成果の概要 |
精神疾患の親をもつ子どもが経験した年代別の困難と支え、支えに対する子どもの気持ちを明らかにした。ドイツの支援者との交流を通して児童向け書籍を翻訳出版した。調査結果をふまえ、子どものインサイトに着目したメッセージを検討し、支え(情報、相談、子どもの集い、自分の時間)につながろうと思える高校生以上向けパンフレット・Webサイトを開発し公表した。高校生・大学生への調査では、パンフレット閲覧後に情報を探し、相談しようと思う割合が閲覧前より多く、パンフレットの有効性が示唆された。一方、教員研修前後に参加者に質問紙調査を行ったところ、精神疾患の理解や親子への対応・多職種連携への意欲が有意に向上した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の精神疾患の親をもつ子どもの年代別の困難が明らかになり、子どもへの情報提供や相談による気持ちの支え、子どもが自分のための時間をもつことの重要性が示唆され、今後の支援の発展につながると考える。また、子どもが支えとつながろうと思えるWebサイトを公表したことで、これまで困難を誰にも相談できずにいた子どもの一助になるものと考える。本研究で開発した教員研修プログラムは教員の親子への理解や対応を促進し、子どもの身近に理解者が増えることにつながる。また、国が進めるヤングケアラーに関する関係職種への啓発研修会の参考になるものと考える。
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