研究課題/領域番号 |
18K10497
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
松井 学洋 関西学院大学, 教育学部, 准教授 (70549211)
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研究分担者 |
高田 哲 神戸大学, 保健学研究科, 名誉教授 (10216658)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 重症心身障害児 / 心拍変動 / 自律神経機能 / 定型発達児 |
研究成果の概要 |
重症心身障害児(以下、重症児)の自律神経機能の日内変動の特徴と加齢による発達的変化を明らかにするため、4~11歳の重症児に小型の心拍変動記録装置ActiHR5(CamNtech社製、イギリス)を装着し、縦断的な測定を行った。重症児の交感神経活動は一日を通して、定型発達児より有意に亢進が認められることが示唆された。また、定型発達児では日中覚醒時より夜間睡眠時に交感神経活動が減衰するという日内変動を明確に認めたのに対し、重症児では睡眠覚醒時間に依存した変動が観察されなかった。周産期の器質的な脳障害に伴う自律神経系の制御異常が早期から既に顕在化している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一日を通して交感神経活動が優位となる重症児の自律神経機能の特徴が、幼児期から観察されることが明らかになった。また、自律神経機能の日内変動の周期性においても、同年代の定型発達児が睡眠覚醒リズムに依存した交感神経活動の変化を示したことに対し、重症児ではその変化が見られかったことから、乳幼児期早期から自律神経機能安定につながるケアや規則正しい生活リズムの保持を必要とすることが示唆された。
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