研究課題/領域番号 |
18K10503
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
加藤 真紀 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (70331816)
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研究分担者 |
原 祥子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (90290494)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 高齢夫婦 / エンドオブライフ / 意向形成 / 意向共有 / ライフレビュー / 高齢者夫婦 / 夫婦間ライフレビュー |
研究実績の概要 |
本研究は、高齢者夫婦のエンドオブライフに関わる意向形成と共有の促進に、これまでの高齢者夫婦の暮らし、関係性に焦点を当てた夫婦間ライフレビュ―・インタビューを実施し、ディシジョン・エイドとしての「夫婦の道行きノート」を開発することを目的とする。家族であっても、家族だからこそ話しにくい死を意識することについての話し合いを、専門職の介入やディシジョン・エイドを活用することによって補完・促進することを試みる。 第1段階として、高齢者の話し合いの実態と関連要因の調査の準備として文献検討をおこなった。文献検討の結果は、学会発表をおこなってる。 次段階として、地域でのサロン活動等を通じてフィールドワークを実施し、「人生の最期にどう在りたいか」の話し合いの経験、意向形成や意向共有への専門職の関わりかた、ディシジョン・エイドの内容について情報収集や意見交換をおこなった。「人生の最期にどう在りたいか」についての関心や話し合いの経験は、行政等から配布されるパンフレット等を手がかりに目にしたことはあるものの、具体的にイメージしにくい部分もあり、個人差がみられた。どのようにアプローチしていくことが妥当か、地域の活動状況等とふまえ再検討の必要性が示唆された。 地域在住高齢者の活動は、コロナ禍をきっかけに縮小しており、再始動させていくための時間や体制づくりが必要な状況である。地域の状況にあわせて、地域でのフィールドワークを継続し、調査の実施に進む予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナウイルス感染症拡大防止のために、地域での高齢者の活動等も縮小傾向にあったため、調査活動の進め方や対象者の選定方法などの検討に苦慮した。令和5年コロナウイルス感染症が5類に変更され、地域の活動が再構築されたことに合わせ、フィールドワークを試みて地域との交流を実施した。成果のある調査活動をおこなうために、その実施時期や方法などを加味すると、実行に至らない部分があった。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年コロナウイルス感染症の区分が変更され、行動制限等も緩和されたことを契機に、地域での高齢者の活動も戻り始め、サロン活動が安定化している状況にある。フィールドワーク等により、つながりが得られた地域のサロンへ協力依頼し、調査活動とフィールドワークをすすめる。
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