研究課題/領域番号 |
18K10504
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
藤本 裕二 佐賀大学, 医学部, 助教 (30535753)
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研究分担者 |
藤野 裕子 沖縄県立看護大学, 看護学部, 教授 (00259673)
楠葉 洋子 福岡国際医療福祉大学, 看護学部, 教授 (90315193)
松浦 江美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (20363426)
中垣内 真樹 鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 教授 (10312836)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 統合失調症 / リカバリー / 身体活動量 / スポーツ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,地域で暮らす統合失調症者の身体活動量の特徴とリカバリーとの関連を明らかにすることである。地域で暮らす統合失調症者88名を分析対象とした。調査項目は,個人属性,国際標準化身体活動質問票(IPAQ),運動実施有無,24項目版Recovery Assessment Scale日本語版(RAS),心理的特性とした。 RASを従属変数として重回帰分析を行った結果,「余暇時間」,「仕事中」,「家事」の総身体活動量がリカバリーに有意な影響力を持つ変数として採択された。リカバリー向上を目指した支援方法においては,活動(アクティビティ)を取り入れた介入プログラムの必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リカバリー志向のアプローチは,精神保健医療において重要な概念となっている。精神障害者スポーツや運動の普及は,身体・知的障害者に比べて大きく遅れており,特に,長期入院によって運動する機会が少ない統合失調症者において,身体活動量とリカバリーとの関連を明らかにした意義は大きい。本研究成果として,統合失調症者の身体活動量がリカバリーに及ぼす新たな可能性を示しており,今後のリカバリー促進に向けたプログラム開発を検討するうえで有益な基礎的資料や根拠になると考える。
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