研究課題/領域番号 |
18K10507
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
辻 玲子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (20644470)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高齢者虐待 / 予兆察知 / 外来看護師 / 介護者援助 / 看護支援モデル / 看護モデル / 予兆 / 外来看護 / 予防 / 高齢者虐待予防 / 介護者支援 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、外来看護師が高齢者虐待の予兆を察知し、虐待に至らしめない外来看護支援モデルを構築することである。外来看護師5名に、高齢者虐待に関連する事例においての関わりのプロセスをインタビューし、10事例の実践例を複線径路等至性モデルで整理し、事例の高齢者虐待の予兆と予兆察知及びその支援を分析し統合した。そしてさらに7名の専門家会議での検討、修正を経て、高齢者虐待の予兆を察知し虐待に至らしめない外来看護支援モデルを構築した。 本モデルの内容は、高齢者虐待の予兆を察知し虐待に至らしめない外来看護支援の構造図と高齢者虐待の6つの予兆とその例示、高齢者虐待に至らしめない7つの外来看護支援である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、すでに高齢者虐待防止法や市町村の虐待対応に規定されマニュアル化されている高齢者虐待の発見と対応とは異なり、外来看護で高齢者虐待の予兆を察知し予防するための看護支援という新しい考え方とその具体的な看護支援を明らかにできた。つまり、本看護支援モデルを構築したことにより、通院している外来で高齢患者が受診する主目的である健康問題を入り口にして、看護師が外来看護を展開する中で、高齢者と家族の心身の状況や家族関係を直感的に察知し、顕在化していない虐待の芽を摘み、虐待を見過ごさない予防的なかかわり方を行うための外来看護支援が明らかにしたのである。
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