研究課題/領域番号 |
18K10511
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
窪田 泰江 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (00381830)
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研究分担者 |
太田 裕也 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 臨床研究医 (20814255)
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
濱川 隆 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (40595394)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | フレイル / 過活動膀胱 / 尿失禁 / 排泄ケア / 尿失禁調査 / 在宅医療 / 排尿管理 / 高齢者 / 介護予防 / 多職種間連携 |
研究成果の概要 |
高齢者における尿失禁とフレイルとの関係を検討し、その予防法を構築することを目的とする。方法:研究1:低栄養と排尿自立の関与について、栄養状態の指標であるGeriatric Nutritional Risk Index(GNRI)を用いて、高齢者の排尿自立との関係を検討した。研究2:排尿に関する実態調査を30代以上の男女2500名で実施した。 結果・考察:研究1:75歳以上の高齢者では入院時すでに低栄養状態の傾向にあった。入院時の栄養状態は排尿自立に関与していた。研究2:排泄に関する悩みは全体の44%にあり、頻尿、夜間頻尿の順に多かった。過活動膀胱の有病率は13.6%であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フレイル高齢者では栄養状態が低下していることが多いが、本研究により、低栄養状態と排尿自立度との相関が示された。栄養状態を改善することで、リハビリが進みやすくなり、排尿自立につながる可能性が示唆された。本邦における尿失禁の実態調査では、高齢になるほど尿失禁の有症状率が増えることが確認できた。切迫性尿失禁を伴う過活動膀胱患者の有病率は30歳以上で13.6%とこれまでの調査とほぼ同様の傾向で、高齢になると男性に増える傾向であった。過活動膀胱については全く知らない方が41%と多かったため、薬物治療が可能な疾患であることを今後啓蒙していく必要があると思われた。
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