研究課題/領域番号 |
18K10515
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 愛媛県立医療技術大学 |
研究代表者 |
江崎 ひろみ 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 講師 (90739400)
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研究分担者 |
小川 由紀子 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 教授 (10269847)
永井 さつき 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 講師 (30791652)
野村 美千江 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 教授 (50218369)
田中 昭子 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 准教授 (80274314)
長尾 奈美 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 助教 (50805918)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 高齢者 / オーラルフレイル予防 / 咀嚼能力 / 最大舌圧 / 口腔内水分量 / コグニサイズ / 唾液腺マッサージ / 地域在住高齢者 / 口腔内水分 / 水の1回嚥下量 / 手指の巧緻性 / 認知機能低下予防 / 口腔コグニサイズプログラム |
研究成果の概要 |
高齢者のオーラルフレイル予防に資するため、口腔運動と脳活性化運動を組み込み、自ら楽しみ継続できる口腔コグニサイズプログラムを開発し、その有効性について検証した。 対象はデイサービス利用者15名、6週間実施前後の口腔機能と認知機能を測定した。分析の結果、本プログラムは、認知症疑いのある高齢者が実施可能な口腔体操と認知課題の組み合わせであり、週1~2回の頻度で継続することで口腔内乾燥予防、舌筋力低下を防ぐ効果が期待できる。主観的評価では《他者交流のなかで遊び感覚で楽しめる》ことが示唆された。認知機能評価は、統計学的有意差はなく、左右逆の手指動作・指折り数唱など認知課題についてさらに検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の「健口体操」に、楽しく考える「認知課題」と「口腔運動」を組み合わせた口腔コグニサイズプログラムは、これまでにない発想である。学術的には、本プログラムは、看護介護分野だけでなく、歯科衛生や公衆衛生など様々な分野での実践的介入に活用でき、波及効果は大きい。また、プログラムの有効性の評価は、簡便に、侵襲なく計測できる簡易計測器、タッチパネル式認知機能評価を用いた。高齢者のアセスメントが容易になり、多職種間で評価を共有しやすい。社会的には、認知症疑いのある高齢者が《他者交流のなかで遊び感覚で楽しめる》プログラムであることから、汎用性が高く、高齢者のオーラルフレイル予防に寄与するものと考える。
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