研究課題/領域番号 |
18K10519
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東京純心大学 (2019-2020) 杏林大学 (2018) |
研究代表者 |
山本 君子 東京純心大学, 看護学部, 教授 (00622078)
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研究分担者 |
平川 美和子 弘前医療福祉大学, 保健学部, 教授 (50775244)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 認知症サポーター / 高齢者 / ボランティア / 見守り / 話し相手 / 急性期病院 / 認知症高齢者 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、急性期病院に入院中の認知症高齢者を対象に、認知症サポーターによる話し相手や見守りのボランティア導入システム構築のための示唆を得ることである。 介入後、急性期病院入院中の認知症高齢者の表情が穏やかになる傾向が認められたことで精神的ストレスの緩和に繋がることが示された。病棟看護師より、危険行動や離棟・離院の防止に繋がったとの意見を得た。しかし、認知症サポーターにとっては、急性期病院という特殊な環境における話し相手や見守りは想定以上にエイジズムや認知症を意識し、緊張感を高めてしまうこと、また、認知症高齢者の傷病について想像以上に意識し、不安を増長していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急性期病院は、在院日数短縮化と入院患者の高齢化・認知症化により、看護師の認知症対応力向上が求められている。一方で診療の補助業務に追われ認知機能低下高齢者との関わる時間を十分とれていない状況もある。 本研究の意義は、入院中の高齢者の認知機能低下を予防するために、限られた人数の対応では困難をきたしているため、認知症サポーターのボランティア活動を提供できる方法を模索することである。
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