研究課題/領域番号 |
18K10523
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 長野県立大学 |
研究代表者 |
宮崎 紀枝 長野県立大学, グローバルマネジメント学部, 教授 (50349172)
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研究分担者 |
依田 明子 佐久大学, 看護学部, 非常勤 (90588188)
小島 美里 福岡看護大学, 看護学部, 助手 (00842585)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 事業化 / ストラテジー / 開業看護職 / コンピテンシー / 事業化能力 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、地域で開業する看護職に特有な事業化能力を明らかにすることである。研究方法は、インタビュー調査とアンケート調査を用いた。事業化のプロセス、対象者の特性および事業化のストラテジーの特性について質的・量的に分析した。本調査は、所属機関の研究倫理審査を受けた。 事業化のプロセスの特性は、自分自身の切実な体験をきっかけとして社会課題の解決のために起業する傾向があることが明らかになった。ストラテジーの特性では、事業運営や経営に対する工夫が存在することが明らかになった。事業の波及効果は、関係者の自立、成長、地域からの信頼を得て、事業が地域へ拡大していった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域で独立開業する看護職は少数であり、同時に研究の積み重ねも少ない現状である。一方で地域では様々な働き方が求められ、住民への支援方法も多様性が求められている。今回の調査で、組織に属した働き方で社会的課題を解決できないと考えた看護職が起業していることが明らかになった。事業は、地域の健康課題解決に貢献しており重要な役割を果たしていた。一方で、開業者は経営の知識や収益確保のための知識不足を実践現場や独学で補っている現状があった。今後は看護教育内容も含め、看護職のための起業能力開発のプログラムが必要であると考える。
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