研究課題/領域番号 |
18K10527
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
白井 はる奈 佛教大学, 保健医療技術学部, 准教授 (90346479)
|
研究分担者 |
小川 真寛 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 准教授 (00732182)
西田 征治 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (90382382)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 作業療法 / 認知症 / 活動の質 / ウェルビーイング / QOA / 支援のポイント / プラクティスガイド / Quality of Activities |
研究成果の概要 |
認知症高齢者の活動の質(QOA:Quality of Activities)を高めるためのプラクティスガイドを開発した。活動の質評価法(A-QOA)講習会を受講した作業療法士らによって得られた認知症高齢者の活動場面262例のデータを質的に分析した。QOAを高める要因、低める要因から、どのような関わりや環境がQOAを高めるのかを導き出し、「活動の質を高める20のポイント」として整理した。これらの結果は書籍にまとめ、認知症ケアに携わる作業療法士や介護福祉士などの初学者が臨床力を高める一助となったと考えられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人は誰しもが、いつか終わりの時を迎える。認知症は加齢とともに発症率が高まる疾患であり、避けることのできない疾患の一つである。いかに、心身機能や能力を維持するかという視点も大切ではあるが、そこに固執すると、本来の生きる意味、生の豊かさが失われてしまう。認知症のある高齢者の活動の質に焦点を当て、「いま、ここ」での時間を「いい時間」「質の高い時間」として過ごしてもらうことは重要である。「いい時間」を過ごしてもらうために、すなわち、活動の質を高めるためにどんな支援が必要なのかをエビデンスを持って明らかにしたことは、学術的にも社会的にも意義深いことだと考える。
|