研究課題/領域番号 |
18K10528
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 姫路獨協大学 |
研究代表者 |
霍 明 姫路獨協大学, 医療保健学部, 教授 (60383098)
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研究分担者 |
村上 慎一郎 姫路獨協大学, 医療保健学部, 教授 (30454763)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 二重課題 / 転倒予防 / 暗算反応時間 / 高齢者 / 介入方法 / 転倒 / 転倒介入 / 介入 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、太極拳運動(中腰での重心移動)や歩行中に、暗算反応時間課題を取り込んだ2重課題の転倒予防介入方法を開発する。さらに、転倒経験のある高齢者における新しい介入方法を用いた介入効果を検討することである。 まず、健常高齢者30名を対象に暗算反応時間課題の測定信頼性と難易度について検討し、測定信頼性が高く、足し算と引き算を混在する繰り上げと繰り下げのない暗算問題の難易度は中レベルであり、高齢者の介入に適することを判明した。さらに、転倒経験のある高齢者86名(2重課題介入群39名;対照群47名)を対象に8週間の介入を行い、介入後に2重課題介入群において、歩行時暗算反応時間は有意に短縮した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
転倒予防は高齢化社会の重要課題である。しかし、有効な転倒予防介入方法は未だ少ない。今回運動課題(歩行)と認知課題(暗算反応時間)を用いた2重課題転倒予防介入方法を開発した。この介入方法の信頼性と有効性を検討し、新しい転倒予防介入方法として確立することを示唆された。 地域において、高齢者サービスを提供する企業と連携し、2つディーサービスを設立し、現場の状況に合わせ、筋肉トレーニングをしながら暗算課題を取り入れた。この二重課題のトレーニング方法は高齢者に好評された。今後、二重課題でのトレーニング方法のバリエーションを増やし、実用化に向け、介入用アプリケーションの開発を行う予定です。
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