研究課題/領域番号 |
18K10529
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 和洋女子大学 |
研究代表者 |
丸上 輝剛 和洋女子大学, 看護学部, 講師 (40760012)
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研究分担者 |
岸田 宏司 和洋女子大学, 家政学部, 教授 (10364910)
新谷 奈苗 和洋女子大学, 看護学部, 教授 (70461324)
永岡 裕康 和洋女子大学, 看護学部, 講師 (80826694)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 転倒察知 / サーモグラフィ / 転倒防止 / サーモグラフィー / プライバシーの保護 / 転倒予防 |
研究実績の概要 |
本研究は、サーモグラフィー動画をリアルタイムに処理することで、プライバシーに配慮した転倒察知システムを開発することである。プライバシーが保護されるべき医療・介護施設においてはトイレ、脱衣所、居宅での転倒事故への瞬時対応あるいは転倒予防を可能にすることを目指したものである。 現在、とくにプライバシーの保護が必要な場所であるトイレや脱衣所といった個室においては、有用なデバイスがないため転倒察知・防止が困難である。高齢化がますます進む中、内的要因の増加により今後もあらゆる場面での転倒が増加すると考えられる。本研究により、転倒を瞬時に察知・防止することで、医療・介護施設等で最も発生割合の高い転倒事故を減少させることができ、医療費の削減と看護師や介護者の負担を軽減することが期待できる。 当初の計画通り、初年度は情報収集等に取り組んだ。その後、分担研究者を交えてシステムの設計を進めた。順調に進んでいたものの、半導体の高騰および新型コロナウィルス感染拡大といったイベントが影響を受け、システム構築のための機材購入に大幅な遅れが出ることとなった。また、現役で働く従業員を被験者とするため企業と打ち合わせを終え、準備を整えていたが、従業員の新型コロナウィルス感染のリスクをなくすことができないため被験者の確保ができず、計画を大幅に変更して取り組むこととなった。 最終年度には、人が転倒した瞬間にアラートを発する試作システムをプログラミングし、システムが正常に動作することを確認した。今後も研究は継続し、システムを実際の施設に設置し検証を行う。
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