研究課題/領域番号 |
18K10531
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
大竹 恵理子 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 老年看護学 准教授 (10423849)
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研究分担者 |
新實 夕香理 名古屋女子大学, 健康科学部, 教授 (20319156)
池上 千賀子 (曽根千賀子) 長野県看護大学, 看護学部, 講師 (40336623)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 患者の尊厳 / 認知症 / 急性期 / 代理評価 / 質問紙 / 高齢者 / 他者評価 / 急性期看護 / 認知症看護 / 尊厳 |
研究成果の概要 |
「急性期認知症看護尊厳評価チェック票」を用いて、急性期の医療施設・病棟に入院する認知機能の低下のない急性期疾患を有する高齢患者とその担当看護師を対象に質問紙調査を実施した。患者と看護師の回答に相関が認められた項目は4項目であり、作成した調査票で患者の尊厳を看護師が代理評価することは困難だった。 患者の「尊厳への満足度」は16項目2因子構造を示し、患者自身の視点から尊厳を捉えることができていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症看護および患者の尊厳への配慮について課題となりやすい急性期の医療施設・病棟において、認知症をもつ患者の尊厳への看護師の配慮の実態を明らかにすることができ、社会的意義のある成果が得られた。また、本研究で作成した「急性期認知症看護尊厳評価チェック票」は、患者自身の回答から患者の「尊厳への満足度」を測定することができる。このことは、定量的に評価することが困難な尊厳の評価方法の開発につながる、学術的意義がある成果であると考える。しかし、急性期における認知症をもつ患者の尊厳を、看護師が代理評価する方法については引き続き検討が必要である。
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