研究課題/領域番号 |
18K10540
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
豊川 紀子 (當山紀子) 琉球大学, 医学部, 講師 (10650418)
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研究分担者 |
小林 潤 琉球大学, 医学部, 教授 (70225514)
白井 こころ 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授(常勤) (80530211)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 母子保健 / 村落保健ボランティア / 精神保健 / 妊婦健診 / ラオス / 継続ケア |
研究成果の概要 |
後発開発途上国であり、保健指標の改善も遅れているラオス国農村部の少数民族居住地域であるサワナケット県セポン郡において、226名の母親を対象に無記名質問紙票調査を行った結果、女性村落保健ボランティアと男性村落保健ボランティアのペアで支援を受けている母親の方が精神的な健康状態が良いこと、同じくペアで支援を受けている母親の方が、妊婦健診受診回数が多く、妊婦健診に関する知識が高いことが明らかとなった。また、女性村落保健ボランティアと男性村落保健ボランティアがペアで活動している地域に居住する母親は、より夫からのサポートを受けていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラオス国は、未だ発展の遅れている後発開発途上国であり、乳児死亡率や妊産婦死亡率が高い。本研究は、ラオス国の中でも、より貧しく、厳しい環境にある少数民族の女性を対象として実施し、女性村落保健ボランティアと男性村落保健ボランティアのペアで支援を受けている母親の健康状態や保健行動が良いことを明らかにした。また、女性村落保健ボランティアと男性村落保健ボランティアがペアで活動している地域において、より夫が妻をサポートしていることを明らかにした。これらの結果は、女性と子どもの健康指標の改善に資することが期待できる。
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