研究課題/領域番号 |
18K10541
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
齋藤 史子 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (40769486)
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研究分担者 |
結城 美智子 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (20276661)
鄭 佳紅 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (20363723)
坂本 祐子 福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (20333982)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 高齢者 / 外来看護 / 糖尿病 / 高齢糖尿病患者 / 質指標 / 高齢糖尿病 |
研究成果の概要 |
高齢糖尿病患者への外来看護を実践している糖尿病看護認定看護師および慢性疾患看護専門看護師を対象にした面接調査により、外来看護実践として情報収集・アセスメント項目、情報に基づいた高齢糖尿病患者・家族への介入、高齢糖尿病患者を取り巻く部門および関係職種との連携・協働が明らかになった。特に認知機能の見極めが重要であり、外来看護師は認知機能を踏まえた療養生活への介入を実践していた。さらに、面接調査結果を基に質問紙調査を行った。外来看護実践113項目のうち50項目の実施率は80%を超えた。実施率60%未満の項目は、睡眠中の低血糖の見極めやACPに関すること、地域連携に関することであり今後の課題と考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢糖尿病患者は合併症だけでなく、認知症やフレイルなどの老年症候群を来たしやすく、患者の生活の質が著しく低下する。しかし、外来看護実践の具体的な方略の一般化はされておらず、支援は個々の外来看護師の力量に委ねられ手探りの状況であった。本研究により、糖尿病看護認定看護師および慢性疾患看護専門看護師の面接調査から高齢糖尿病患者への外来看護実践が明確になった。また、外来看護実践の実態から睡眠中の低血糖の見極めやACPに関すること、地域連携に関することなど今後の課題も示唆された。以上のことより、高齢糖尿病患者への外来看護実践が明文化されたことは、外来看護の質の向上に貢献するものであると考える。
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