研究課題/領域番号 |
18K10562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 北海道科学大学 (2019-2022) 広島文化学園大学 (2018) |
研究代表者 |
久保田 直子 北海道科学大学, 保健医療学部, 講師 (90738212)
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研究分担者 |
林 裕子 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (40336409)
宮田 久美子 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (60736099)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 在宅 / 廃用症候群 / 寝たきり / 看護 / 生活行動獲得 / 端座位 |
研究実績の概要 |
本研究は廃用症候群のある在宅療養者が、生活行動を再獲得するための基本となる端座位の確立を目指す基礎研究である。これまで端座位への看護介入は入院患者を対象とした研究報告が多かった。しかし、我が国は医療や介護が必要な状況であっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう在宅医療を推進している。在宅療養において廃用症候群のある療養者が座位を確立することは、食事や排泄などの生活の自立の基礎となり、介護量の軽減となり得るため療養者および家族の生活の質に大きく貢献できると考える。 2022年度は、新型コロナウイルス感染症の影響はあったが、実際に廃用症候群(筋萎縮や関節拘縮があり自力で起き上がることができない)のある在宅療養者への端座位時の身体状況を看護介入前後で比較する研究に着手できた。 約11か月の入院生活から自宅に戻った療養者に対して、訪問看護師が端座位を目指して計画的に療養者の体づくりを実施した。バランスボールを使用した微振動、足底に荷重を加える端座位を中心に4週間実施した。介入には、訪問看護師だけでなく、介護者が一人で行える方法で毎日行えるようにした。その結果、療養者は自力での端座位が可能となり、さらに車いす移乗がスムースとなったため活動範囲が拡大した。 これらのことより在宅においても端座位の確立が可能であることが示唆されたが、まだ一事例における介入であるため、今後は症例数を増やす予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染拡大による在宅療養者への影響を考慮し、研究依頼を自粛したため予定していた研究に至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
可能な範囲内で自力での端座位が困難な在宅療養者の端座位時の身体状況について、看護介入前後で比較検証する予定である。
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