研究課題/領域番号 |
18K10564
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
仲野 宏子 産業医科大学, 産業保健学部, 講師 (70625889)
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研究分担者 |
長弘 千恵 兵庫大学, 看護学研究科, 教授 (00289498)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 地域在住者 / 60歳代 / 社会的役割 / 地域住民 / 役割 / HPLPⅡ / 生きがい感 / 疲労感 / 変化 / 調整 / 健康状態 |
研究成果の概要 |
本研究は,地域在住の60歳代の社会的役割別と健康状態の実態を明らかにすることを目的に質的調査と量的縦断調査を行った.その結果,60歳代における役割の変化は多様であり,それまでの人生経験から自分なりの健康管理の方法を見出している場合も多く,性別では,男性は女性に比べて健康増進行動が少なく,生きがい意識が低いことが明らかになった.60歳以降では,社会的役割は就労が多いが日数等は多様であること,男性ではボランティア有り群の健康状態が良好であることが明らかになった.60歳代への健康づくりの支援では,今までの生活歴を丁寧に把握し,新たな役割に応じた多様な支援が必要であると言える.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
60歳代を対象とする中で自治体における調査では30~70歳代の調査も実施できたことで,より具体的に60歳代の特徴を明らかにすることが可能となった.心身の健康状態が悪化するとされる70歳代を前に,60歳代における健康づくりは重要である.多様な変化を経験する60歳代の時期に,個別性に応じた支援によりセルフケア能力を高めることは,健康寿命の延伸に寄与するものと推察される.
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