研究課題/領域番号 |
18K10573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
寺岡 佐和 九州大学, 医学研究院, 教授 (60325165)
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研究分担者 |
鳩野 洋子 九州大学, 医学研究院, 教授 (20260268)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 園芸活動 / 認知症高齢者 / 住民ボランティア / 認知症予防 / 認知症者理解 / 認知症理解 |
研究成果の概要 |
新型コロナウイルスの感染拡大により、予定より短期間の実施となったが、小規模多機能型居宅介護において、認知症である施設利用者(以下、利用者とする)と認知症でない地域のシニア世代のボランティア(以下、シニアボランティアとする)とを混合の対象に園芸活動を行った。 その結果、シニアボランティアは園芸作業を通して、利用者の言動から認知症の症状に気づいていた。また、利用者個々人が今も有する様々な能力を感じていた。さらに、参加を重ねる中で、利用者の状況に応じた施設職員の対応を参考に自らの対応へ取り入れるなど、小規模多機能型居宅介護において利用者と共に行う園芸活動は、認知症者への理解を促進することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小規模多機能型居宅介護の施設内で、認知症である利用者と認知症でないシニアボランティアとが、なじみのある植物を使用して共に園芸活動を行うことは、自然な交流のきっかけとなっていた。シニアボランティアは利用者との交流を通して認知症への理解を深めていた。また、利用者と施設職員とのかかわりを目の当たりにすることで、シニアボランティア自身もかかわり方を修得し、実践していた。 これらのことから、認知症者と認知症でない地域住民とが共に行う園芸活動は、地域住民の認知症や認知症者への理解を深め、認知症者を適切に支援できる地域のマンパワーの養成方法として活用できると考えられる。
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