研究課題/領域番号 |
18K10589
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 帝京科学大学 |
研究代表者 |
大西 奈保子 帝京科学大学, 医療科学部, 教授 (60438538)
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研究分担者 |
小山 千加代 新潟医療福祉大学, 看護学部, 教授 (50597242)
田中 博子 帝京科学大学, 医療科学部, 准教授 (60513976)
田中 樹 帝京科学大学, 医療科学部, 講師 (00804189)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ターミナルケア / グリーフ / 看取り / 夫 / 死別 / 悲嘆 / 在宅 / 訪問看護師 / 在宅ケア / 介護 / グリーフケア |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、明らかにすることである。在宅で妻を介護した夫を妻の生前からケアした経験のある訪問看護師9名にインタビューを行い、その内容を質的帰納的に分析した。その結果、在宅で妻を介護した夫の看取りの特徴は、【夫婦のありよう】【非日常的生活の継続】【つながりの薄さ】【抑え込まれた悲しみ】妻との死別後、夫が悲嘆から回復し、生活再建に取り組むようになるためには長い夫婦生活の中で育まれた【夫婦のありよう】が重要と考えられ、訪問看護師は看取りの時期に【夫婦のありよう】に添いながら、夫婦が望む看取りのあり方を実現できるように支援していくことが必要と示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
配偶者との「死別」は、男性よりも女性の方が遺される割合が高い。そのため、日本では、配偶者と死別した男性より女性に対する支援が主とされてきた。しかし、配偶者との死別は、年齢・性別を問わず、人生においてはストレスフルな出来事であり、悲嘆からの回復には個人差とともに性差も関係しており、妻を亡くした夫が、死別後の悲嘆からの立ち直りに問題を抱える割合が高いと報告されている。そのため、在宅で妻を介護し死別した夫に焦点をあてて、妻の看取り期の夫の状況を知ることは、死別後、夫が生活再建をするにあたっての支援に役立つと考えられる。
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