研究課題/領域番号 |
18K10593
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 同志社女子大学 |
研究代表者 |
山縣 恵美 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (30570056)
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研究分担者 |
渡邊 裕也 公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所, その他部局等, 研究員 (70644376)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 高齢者 / フレイル / 介護予防 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、高齢者におけるフレイルを、身体的な側面だけでなく、心理・精神的側面および社会的側面を加えた3側面から捉え、包括的なフレイル予防支援を提案することである。地域在住高齢者における調査では、社会的フレイルの一局面である閉じこもりには社会的役割が低いことが関連すること、閉じこもり改善には治療疾患がないことや知的能動性が高いことが関連することが示された。また、体力測定会に参加するような意識の高い高齢者であっても、2年後には、プレフレイルやフレイルのリスク保有者が存在し、ロバストのうちから、体力の維持・向上や適切な栄養摂取などの支援の必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会に突入している我が国において、高齢者のフレイル予防は、喫緊の課題の1つである。地域在住高齢者を対象とした本研究結果では、フレイル区分におけるロバストに該当するうちからの、社会的役割の継続や獲得、体力の維持・向上、適切な栄養摂取に向けた支援が、フレイル予防に有効であることが示唆された。フレイルを3側面から捉え、その予防支援策を多角的に検討した点で本研究の意義はある。今後さらなる研究の発展が期待される。
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