研究課題/領域番号 |
18K10595
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 京都光華女子大学 (2023) 武庫川女子大学 (2018-2022) |
研究代表者 |
谷口 俊恵 京都光華女子大学, 健康科学部, 講師 (20757455)
|
研究分担者 |
寳田 穂 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (00321133)
黒江 ゆり子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 特任教授 (40295712)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | 薬物依存症者の回復支援 / 家族支援 / 言いづらさ / 薬物依存症者 / 薬物依存 / 家族 / 薬物依存症 |
研究成果の概要 |
薬物依存症者を家族に持つ親たちを対象に、薬物の問題に関連する「言いづらさ」の体験についてインタビュー調査を行った。インタビュー調査に参加した人は10名で、薬物依存症者本人の主な依存薬物が覚せい剤であった人は6名、大麻が1名、処方薬が3名であった。インタビューの内容から導き出された結果として、親たちの体験した「言いづらさ」は薬物の問題のとらえ方とともに変化していく過程と並行し、自分自身の価値観や他者との関係性のあり方に向き合いつつ、新しい生き方を模索していく過程があることが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬物依存症者の家族は、依存症者本人の回復を支える重要な役割を持つ人と位置づけられてきた。しかしながら、薬物の問題について抱く、率直な「言いづらさ」がその役割を果たそうとすることを阻み、さらには家族自身の回復を遅らせていたことがインタビュー参加者の語りから色濃く浮かび上がった。その一方で、薬物の問題が「家族のあり方」を自らに問いかけるきっかけになっていたこと、また、そこから新しい生き方を見つけ出していこうとしていることを描き出した本研究の結果は、今後の薬物依存症者の家族支援の一助となると考える。
|