研究課題/領域番号 |
18K10600
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
鷲見 尚己 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (30372254)
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研究分担者 |
青柳 道子 北海道大学, 保健科学研究院, 講師 (30405675)
矢野 理香 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (50250519)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | がん予防 / 健康教育 / 児童生徒 / ピアサポート / ヘルスビリーフ / ヘルスコミュニケーション / がん教育 / 高校大学生 / ヘルスビリーフモデル / 健康行動 / がん体験者の経験 / ウェアラブルデバイス / 健康指標 / 文献検討 / 国内外でのがん教育 / 教員 / 小中学生 / アクションリサーチ |
研究成果の概要 |
我々は、がんから自分の健康を守るための新しいがん教育の方法論について、ピアサポートを活用し児童生徒の視点を重視して開発と評価を行うことを研究目的とした。今回、検討した新しいがん教育の方策は、児童生徒自身が睡眠や食事などの自分自身の生活での問題点、環境要因に関する問題点を見出すことは児童生徒自身のがん予防への関心を引き出し、児童生徒自身のがんに関する知識の向上、健康やがんに関する価値信念、健康行動の向上などの効果を示した。同時に、彼らの家族などの周囲の人々の健康に関する意識と行動を変化させる効果も示された。このことは、コミュニティベースでのがん予防教育につながる新しい知見であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん予防教育は児童生徒への重要性はもとより、その年代ごとのがん予防教育が必要である。ピアサポートを活用した生徒への新しいがん教育プログラムでは、生徒自身ががんリスクに関する環境要因を見出し自分達のリスクとして認知することができた。同時に自分の課題を家族とともにコミュニケーションすることで、生徒と家族とともに健康行動を増進し、維持することが可能になることを検証することができた。新しいがん教育プログラムの実施は、子供と大人へのがん予防教育効果を示しており、現在のがん罹患率及び死亡率の低下を目指すがん対策に寄与するものである。
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