研究課題/領域番号 |
18K10604
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
西出 りつ子 三重大学, 医学系研究科, 教授 (50283544)
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研究分担者 |
井村 香積 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (00362343)
畑下 博世 東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (50290482)
林 智子 三重大学, 医学系研究科, 教授 (70324514)
河田 志帆 京都先端科学大学, 健康医療学部, 准教授 (70610666)
谷村 晋 三重大学, 医学系研究科, 教授 (60325678)
水谷 真由美 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (10756729)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Community-based care / Community collaboration / Promoting collaboration / Local residents / Local stakeholder / Collaboration / Cooperation / Promotion / Community-based Care / Local Residents / 地域連携 / 連携推進 / 地域包括ケア / 地域住民 / 尺度開発 |
研究成果の概要 |
地域連携に関する7つの既存尺度を詳細に検討した結果、在宅療養、退院支援、緩和ケア、看取りなど中重度の集中ケアを必要とする対象への医療と介護の包括的サービス提供のための連携であり、地域に暮らす自立した人々への疾病・介護の予防や健康増進のための連携が想定されていなかった。既存報告書における連携推進に関する事象を質的帰納的に分析した結果、地域ケアに関わる人々の連携には4つの推進要素があり、時間的差異からケアシステムの形成期または展開期の要素であるとの知見を得た。地域包括ケア活動を行う人々への調査は、新型コロナウイルス感染症に関する状況を勘案しながら地域の関係者と検討し、今後実施する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現時点における研究の成果は、連携を推進する要素には時間的差異があること、さらに地域包括ケアの連携関係者として専門職以外の人たち(地域住民、事務職)の存在を明示した点である。今後の研究ではケアシステムの発達段階に着目しつつ多様な関係者を研究対象とすることにより、期間軸をもって「地域ケアにおける連携」を俯瞰的にとらえることができる。その成果は、地域包括ケアの質向上に向けた「住民を含む多様な関係者」による連携推進の方策の検討に有用である。
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