研究課題/領域番号 |
18K10607
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
田渕 康子 佐賀大学, 医学部, 教授 (90382431)
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研究分担者 |
室屋 和子 佐賀大学, 医学部, 准教授 (50299640)
松永 由理子 (明時由理子) 九州大学, 医学研究院, 講師 (50612074)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 認知症高齢者 / 家族介護者 / BPSD / 睡眠障害 / 補完代替療法 / アロマセラピー / 介護家族 / 要介護高齢者 / 認知機能低下 / 睡眠 / 要支援高齢者 / 睡眠・覚醒リズム / 介護者 |
研究実績の概要 |
人口の高齢化に伴い、身体機能低下や認知機能障害を有する要介護高齢者の増加が社会的に問題となっている。特に、認知機能障害を有する高齢者にBPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)がみられる場合や睡眠障害を有する場合は、高齢者本人のQOLの低下のみならず、介護者の負担にもつながる。しかし、在宅で生活する要介護高齢者の生活の様子や夜間の睡眠状態に関する報告は少なく、睡眠・覚醒リズムの実態は明らかになっていない。 2022年度は、介護サービスを利用しながら在宅で生活する高齢者を対象に、睡眠の実態調査とアロマセラピーによる介入の効果を実証する予定であった。しかし、新型コロナウイル感染症の拡大に伴い、研究協力を得ていた介護施設においても新型コロナウイル感染症の施設内感染の発生などにより、研究協力を得ることが困難となり、調査を実施することが困難な状況であった。 そこで、本年度は、国内外における在宅で認知症高齢者を介護する家族の睡眠に関する研究の動向について文献検討を行った。認知症高齢者では、中途覚醒回数の増加や概日リズムの変調など、加齢に伴う生理的変化がより顕著に現れ、夜間の睡眠障害を起こしやすい。海外論文では、認知症高齢者のBPSDやBPSDに伴う睡眠障害に付随して、介護家族の睡眠においても、寝つきの悪さ、睡眠の分断、睡眠時間の短縮、睡眠の質の低下などを指摘する論文が散見された。国内において、家族介護者の睡眠の実態を定量的に明らかにした論文は殆ど見受けられなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVIT-19の感染拡大により、在宅で生活する認知症高齢者やその介護家族への睡眠やQOLの調査およびアロマセラピーの介入研究を実施することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
COVIT-19の感染の状況を踏まえ、感染対策を講じながら、在宅で生活する認知症高齢者やその介護家族への睡眠やQOLの調査およびアロマセラピーの介入研究の実施方法や実施時期を検討する。
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